磨かないお酒(低精白酒)
昨日は吟醸酒の解説をしましたので、本日は逆の磨かない(低精白)お酒の話です。この磨かない酒がここ数年で評価が高まっており、しずく会でもしばしば仕入れております。
そもそも酒造りで米を磨くのは、お米の表面には脂質や蛋白質が多く含まれるため、磨かずに仕込むと香りにクセが出て、雑味が出る、という理由です。吟醸酒がきれいな酒として好まれるのは、このような雑味が取り除かれているところにあります。
近年精米度75%、80%、90%という低精白のお酒が増えてきており、「低精白酒」という新ジャンルとして注目されております。お米を磨かないので生産性の高いお酒とも言えますが、磨かずに綺麗な味を実現できるのはズバリ良いお米を使うことです。「良い米はあまり磨く必要がない」「雑味と呼ばれるものは米そのものの旨味である」、というのが作り手の考えです。
一般的に過剰な雑味は化成肥料や動物性肥料が原因と言われ、蔵では無農薬、無化学肥料による栽培に積極的に取り組んできました。また洗米機の技術革新等も大きく寄与し、低精白でも美味しい酒造りが可能になりました。蔵自ら自社田を持つなど米栽培を主導することも多く、蔵の姿勢と力量そして技術の進歩が成し遂げたと言えるでしょう。
自分でも飲んだ品種は少ないのですが、とにかく旨味もしっかりなのに爽やかで後味のキレもいいという驚きの味です。是非お試しを!!
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